努力・友情・勝利
根性論が嫌いなのと同様、少年ジャンプの「努力・友情・勝利」というキャッチフレーズも苦手です。努力は報われないこともよくあります。自分の進むべき道は継続的にコツコツ努力するとして、残りの分野なんかどうでもいいです。手を抜いてかまわないものが世の中にはたくさんあり、そこに神経質になっていると全くことが進みません。
友情は大事でしょうが、何が何でも「親友」を持っていなければならないという強迫観念も考えものです。そこまで気が合う人なんかそうそういません。たまたま家が近いとか学校で同じクラスとかいうのは、ただの偶然です。無理して仲良くする必要は全くない。
勝利となるとさらに頭が痛くなります。人生を勝ち負けで考えると、とたんに殺伐として、何の味わいもなくなります。勝ち負けよりどういう体験を積んだか、それにどこまで満足しているかのほうがよほど大切なように思います。