増えている店
この10年20年で増えた店というと何でしょうか。どうしても医療業界から考えてしまいます。そこらじゅう、調剤薬局だらけです。調剤薬局というのは、病院やクリニックの隣に立ててしまえば、あとは接客努力は勝手に医療機関がやってくれるわけで、うらやましい業態です。これが増えるってのも考えものだとは思います。
整骨院も激増しました。整骨院は規制緩和で学校が増え、なる人が増えて、いたるところ整骨院です。で、保険診療ですから(つまり、大幅に割引されます)、増えるのは当たり前です。
ドラッグストアも増えていますな。最近は野菜とかまで売っています。薬や化粧品は腐らないので不良在庫がなく、やりやすいのかもしれません。
ではクリニックはどうか、20年前に比してメンタルクリニックは2倍に増えています。今後は増えすぎて淘汰の時代が始まりそうですね。当院も診療技術、接遇など課題が山積みです。潰れないためには一日一日頑張るしかありません。
いすれにしても、医療機関やスーパーや飲み屋ばかり増えて、手作り系の町のお店がどんどん消えていくのは寂しい限りです。町医者ってのもそのうち死語になりそうですね。うちは最後まで町医者でいたいですが。