瀬戸内寂聴さん

瀬戸内寂聴さんが亡くなったようです。今を去ること約20年前、東京の鮨屋のカウンターで隣にいたことがあります。当時80歳ぐらいだと思われますが、食欲がすごい。食うわ食うわ。回転でもここまで食わねぇわという食いっぷりです。店の人も有名人なのでほかの客を無視して出し放題です。一般客の私は置き去りで、まったく相手にされませんでした。けっこう高い鮨屋なのに、この扱いの差はなんだよと思い、後日クレームのメールを入れました。寂聴さんがいて、食いまくり騒ぎまくってもいいけど、他の客を牛や馬並みに扱うのは客商売としてどうなのよという趣旨で、ごもっともでございますとの通り一遍の返答が店から来ました。私は飲食店にクレーム入れたのこの1回だけです。そんなわけで、私の中では瀬戸内寂聴さんは、鮨をやたらたくさん食べて他人の邪魔をする人というイメージしかなく、著書も読む気がしないです。