貧食

かつていた大学には、学食が2個ありました。1つは普通の学食で、もう1個(今はなくなった)は、プレハブでカレーしか売ってない貧乏食堂、通称「貧食」でした。当然私は貧食でばかり食べていました。カレーが180円ぐらいだったかな。そこにコロッケ40円でものせれば最高の贅沢といったところでした。でもそのほうが幸せだったとか、そこには人情があったとか、人間は嫌な時代を美化したがるものです。私はそうは思いません。いい年してそんなものを食っていた(しかも友達がいないのでぼっち飯)のは、ただみっともないと思うだけです。