容姿について
日本人女性で、自分の容姿に満足している人は17%しかいないとの報告があります。他の国の半分以下です。精神科でも、もっと痩せなければダメだと思い込む摂食障害や、もっと美人でないと生きていけないとの醜形恐怖の人を多く診ます。非常にもったいないことです。たいていの容姿についての悩みは、誰でも考えているようなことか、取り越し苦労です。
容姿を必要以上に気にしすぎる人の心のメカニズムをみてみると、コミュニケーションの不満足を容姿のせいにすりかえがちです。こんな容姿だから、他人と話ができないなどなどです。
これは間違った考えで、実際は思い切ってコミュニケーションをとっていく中で、容姿を受け入れ、気にならなくなっていくものです。今の容姿を責めるより、受け入れてしまって他人と交流するほうが楽です。