ドラッグストアの薬

日本中で小さい商店やゲーセンや本屋をつぶし、その跡地にドラッグストアが立っています。何の文化価値も生まないので、私が蛇蝎のごとく嫌っている施設です。しかし、そのドラッグストアにさらに追い風が吹きそうです。どうも最近の議論では、ドラッグストアで売っている薬は、全部保険医療から外せという論調になっています。国の医療費を削りたいのはわかりますが、ドラッグストアが儲かるだけです。風邪薬、ビタミン剤、漢方薬、湿布、鎮痛剤、アレルギー薬、軟膏などが出せなくなりそうです。そうなると町医者は壊滅的打撃を受けます。日本の医療の質は間違いなく低下しますし、過疎地域では医療が提供できなくなるでしょう。お寒い世の中です。政治家は医療も郵便局や高速道路みたいに民営化したいのかもしれません。郵便局が民営化されていいことがなにかあったか。配達が遅くなっただけです。医療も近い将来そうなるかもしれませんね。