怒る
誰でもムカッとすることはあります。しかし、怒って得をすることはあまりありません。損のほうがずっと多くなります。
怒られた側はそれをずっと覚えています。人間はいいことは忘れますが、イヤなことを覚えている習性があります。誰しも、怒られた記憶があるでしょう。怒った側はそんなことは忘れています。つまり、恨みを買うだけ損です。
さらによくないのは、「そういえばこんなこともあった」と、怒りを歴史的に拡大して過去のことまでなじることです。この論理は自分も疲れますし、相手もうんざりするだけで、何も得るものがありません。
怒りが生じることはありますが、それを乱暴に怒る、怒鳴るという行動に出さないのが、楽に生きるコツです。