なぜと言われても
「なんで機嫌が悪いんだ」「どうして早く帰ってこれないんだ」「なぜ売り上げが下がっている」「なぜけんかしたの」など、なぜとかどうしてという言葉は、だいたい否定的な言い回しにつきものです。「なぜ今日の料理はおいしいのか」「どうしてあなたはそんなにきれいなの」など、ほめる方向にはめったに向かいません。そして、人間は「なんで」を連発されると、聞かれる側も嫌気がさしますし、聞く側もイライラしてきます。何でと言われても理由なんかないことも多いですし、はい、私がバカだからですなどという、ある意味すがすがしい返事が返ってくることもありません。ただただもめていくだけです。物事の原因を追究するのもほどほどにしたいものです。